12月10日号のi-cityニュース

投稿日:2019年12月10日

〇伊賀市議会定例会 一般質問2日目
〇市指定有形文化財 旧上野市庁舎見学会
〇チャイルドシートを着けよう ~しろなみ保育所~
〇ハンドルキーパー運動推進事業所に指定交付
〇世界なっ得ゼミナール キルギス編

【市指定有形文化財 旧上野市庁舎見学会】

今年3月に伊賀市の有形文化財に指定された
旧上野市庁舎の一般公開と見学会が8日に行われました。

これは伊賀市教育委員会文化財課が
旧上野市庁舎の魅力や文化財価値について広く知ってもらおうと開いたものです。

見学会では、モダニズム建築に詳しい
鹿児島大学大学院理工学研究科の鯵坂徹教授が解説しました。

旧庁舎を設計した坂倉準三は近代建築の三大巨匠と言われる
ル・コルビュジエに師事した建築家です。

旧庁舎にもコルビュジエの建築に似た特徴がたくさん見られるそうです。

この庁舎が完成したのは1964年。
当時の照明の主流は蛍光灯より暗い電球でした。

そのため屋上庭園から自然光を取り入れる仕組みが作られ、
床から天井まで一面が格子窓になっています。

またコンクリートの型枠に木材を使い木目が出るようになっていて、
その出方が縦、横交差させるなど
細部までデザインにこだわった様子が見て取れるそうです。

 

利活用をめぐって様々な議論がされている旧上野市庁舎。

現在、伊賀市では文化財としてどこを保存し、
手を加えるかを提案する保存計画を作っています。
そして来年1月からは利活用計画の作成に移るということです。

この日、見学会は2回行われ合わせて64人が参加。
また一般公開ではおよそ100人が訪れたということです。